dadalizerの映画雑文

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地獄でなぜ悪い

例のごとくアベマで

アベマのいいところは見てみたいけど借りるほどではない、もしくはそもそも知らなかった映画をやってくれるので地上波のロードショーの後釜としては最適ですな。

ていうか地上波のロードショー枠が完全に死滅して残った金ローと土曜プレミアがありえないカットとかそもそも人気に便乗しただけだったりとか(や、はやりの作品の過去作は意外と重宝するんですが)で金の匂いがきつすぎて面白さを優先してくれないのがねぇ。

とまあ愚痴ったところでタイトルの映画。

アベマで園子温の作品を扱うのはこれで三度目でしょうかね。まあ今までのと比べたらこれが一番面白いんじゃないですかね。ハイテンションだし、ノれる映画ですしね。

ただねー、ハゲの解説がねー、わかってはいるんですけどちょっと語弊というか舌足らずな部分があると思うんですよね。

 一本の最高の映画が撮れればなりふり構わないというのは、まあそりゃそうなんでしょうけど、どう考えてもそこには一つの諦念もあると思うんですよね。というのも、園子温はバラ色ザ・ムービーに出演したときに(危険な映画特集だったかしら)「役者に怪我をさせるようなことはしませんよ。たかが映画ですからね。泣かせたりはしますけど」とまあ、うろ覚えで書いてますがこんな感じのことを言っていたんですね。うろ覚えでも「たかが映画」って部分は確か言ってたと思うんですが。

 ともかく、園子温は映画が何かをどーするというとまで考えていないんじゃないかしら。それは別に映画を見下しているとかではなく、その限界を知っているというか。その上で、映画を作ることに拘泥しているのだと。その辺をちゃんと伝えないと園子温の本位というか、自分がたかがと呼んでいるものに取り憑かれた馬鹿な男(悪口ではない)というスタンスが届かないでしょう。

 あ、映画そのものは普通に面白かったです。ギャグ色強いし、堤真一とかのいい感じのバカ演技見れるし。二階堂ふみは胸寄せてるなーとかどうでもいいことから「殺陣のときに若干腰引けてんなー、ていうか腰入ってないなー」って部分が散見できたんですが、上半身のアップで見せたりと工夫はしていましたね。星野源もへたれの演技が上手いですね。先週の箱入り娘はBSで観ていまいちというか気の抜けた部分がちょっと鼻についたりというか、ちょっと陰キャラを類型的に描きすぎな部分があって二度見る気にはならなかったんですが、まあ良い部分もあったにはあったなぁとか思ったりしてたんですが星野源は割と抑えた演技してたし、両親のゲームのところとかは微笑ましかったりしたしね。

あとヨシキが出てた。細かい所作とか振る舞いが役者のリズムと浮いている(まあほとんど背景的なのでよほど注目でもしないときになりませんが)のでなんとなく微笑ましかった。そういや水道橋博士も出てるとかなんとか聞いたけどわからんかったです。

 余談ですがこの人って役者を使いまわすというか、気に入ると割と俳優を起用しますよね。シンゴジラへの怨嗟は長谷川博己を寝取られたことへの恨み言なんじゃないかと個人的には思っているのですが考えすぎかしら。