dadalizerの映画雑文

観た映画の感想を書くためのツール。あくまで自分の情動をアウトプットするためのものであるため、読み手への配慮はなし。

ボーンじゃないアイデンティティー

 ジェームズマン・ゴールドの「アイデンティティー」。おそらく知名度という点ではボーン・アイデンティティほどではないだろうが、結構面白い。ウィキさんだと公開当時もアメリカではかなり興行良かったみたいだし、サスペンス寄りのミステリーとしても物語の構造も凝っているし。まあゴールドだからつまらなくはならんだろうと思ってはいましたが。グッドフェローズぶりにレイ・リオッタを見たんですが全体的にゴツくなってて最初「どっかで見た顔だなぁ」とか思ってしまった。

 多重人格者のクライムサスペンスではあるんですが、ミスリードで勘違いさせる手腕とかのちの伏線(まあ割とどうでもいい感じではあるんですが)として服の背中の部分に穴があいているのをさらっと見せたりとか、演出もなかなかくどくなくて好感触。

 まあ、多重人格者の全員が誕生日同じっていうのはちょっと安直というか実際とは違うはずですけど、次の展開に繋ぐためにわかりやすく提示するという効果ありますからいいですね。

 落ちもB級精神があって良い。

 

 あとGyaOで「オマツリ男爵」も見た。なんかワンピースとは思えないような怖さだぞこの映画。