「ゴーストハンターズ」である。
なんていうかこう、カーペンターというと「ゼイリブ」とか「遊星からの~」とか「ニューヨーク1997」とか「要塞警察」とか、ああいう割とシリアスなムードが漂う真面目(っぽい)映画ばかりが印象として強いせいで、こういうごった煮バカ映画を撮るような人とは思わなかったです。
しかし、フィルムメーカーズ(だったかな。忘れた)でゼイリブのあの長すぎる格闘シーンを撮った理由が「やりたかったから」という極めて純粋な理由から撮ったことを考えると、「ゴーストハンターズ」もそういう願望があってそれを実現させただけでそれ以上の何かを見出そうとすることは野暮なのかもしれない。
邦題がこれなのは「ゴーストバスターズ」に乗っかるためという極めて卑俗な理由なのかもしれないですが、内容とか特殊効果とか特殊メイクとかそのへんの塩梅というか抜けっぽさも割とバスターズに寄っているような気がしなくもないので見終わったあとだと違和感がないという。
吹替だとバカっぽさに拍車がかかっているのもポイントが高い(?)。
あと可愛いカートラッセルが見れるから、それだけで結構イケるっちゃイケる。