dadalizerの映画雑文

観た映画の感想を書くためのツール。あくまで自分の情動をアウトプットするためのものであるため、読み手への配慮はなし。

ダムの守護者

ちょっとした機会があって「the dam keeper」っていう短編アニメを観たので感想を。

2015年のアカデミー賞で短編アニメーション部門にノミネートされたものなので、知っているかたは知っていると思う。

あと、どういう経緯かよくわからんのですがNHKでこれを原作にした「ピッグ 丘の上のダムキーパー」っていう全7話のアニメもやっていたらしいので、それつながりで知ってる人もいるかもですね。わたしはたまたま流れてきたタイムラインで知ったのですが。

 

わたしが観たのはオリジナルだったので冒頭と最後の方にあるナレーションが英語で(日本で出てるソフト版などは塚本明が吹き替えてるらしい)、その上微妙に聞き取りづらいウィスパーボイスだったのも相まってよく理解できなかったんですが、まあ観ていればそれはわかるし問題はないですな。

とかなんとか言ってたらアマゾンで売ってるソフトの商品詳細のストーリー欄にわかりやすく載ってたよ(^q^)↓

 

時は、世界が大気汚染に覆われた時代。
汚れた大気と暗雲の影響を受けずに、生きながらえてきた小さな街があった。
街は大きなダムによって、その呪われた大気から守られていた。
主人公は豚の少年。家族も、友達もいない。
家族代々受け継がれて来たダム・キーパーの仕事は、今は少年一人によって
行われていた。その仕事は8時間に一度、歯車のネジを巻いて風車を動かす事で、
汚染された空気をダムの外側に追い出すことだった。
長い間平和ボケした街人たちは、ダムが誰によって動かされているのか、そもそも
ダムの向こう側に何があるのかすら、忘れてしまっていた。
そんなある日、彼の学校にキツネの転校生がやってくる。
絵を描く事が好きで、天真爛漫なキツネとの出会いは、少年のその後の人生を
大きく変えるきっかけとなる。

 

基本的にセリフはなくて、いじめられっこのダムキーパーことブタくん(あだ名とかではなく)がキツネくんの友情物語なので、誰でもわかる。

しかし、げに恐ろしきはアニメーション。監督の堤大介とロバート・コンドウは「トイストーリー3」「モンスターズ・ユニバーシティ」のアートディレクターを務めたということで、まあそのセンスは推して知るべしといったところでしょうか。

まあ、下に貼ってある関連リンクにあるインタビューを読むとストーリー作りに苦戦したそうですが。

油絵のような絵柄を動かしていることそのものにまず吃驚。既述のインタビューでも触れていますが、「つまり、線で描いた内側の「白い部分」を着色していくんですけど
ぼくらは、そうやって描いてないんです。1枚1枚「イラストの作品」を描くように
1コマ1コマを描いてるんです」ということらしく、恐ろしく手間が掛かっていることが伺えます。

 

感想、と言っても、まあ「見ろ」としか言い様がないんですよね。廊下の床に反射した姿やほんの一瞬だけなのにバスの窓に映る木とか、そういう細かい部分を細かいとこまで舐め回して見るべし、と。

 

 

気になった人(まあこのブログを見ている人はそんないないけれど)のために関連サイトのリンク貼っときますです。

thedamkeeper.jimdo.com

 

www.1101.com

 

www6.nhk.or.jp