dadalizerの映画雑文

観た映画の感想を書くためのツール。あくまで自分の情動をアウトプットするためのものであるため、読み手への配慮はなし。

なぜ二回も爆発させたのか+左利き

休日に体調を崩すことほどテンションの下がることはない。

しかし面白いことに土曜日に健康診断を受けてこれといって問題はなく問診にも異常はないと答えて20時間も経たないうちに喉が痛くなり鼻のかみすぎで水分が体から抜けていき頭がグラグラするという始末。

そしてまた、わざわざ新しくエントリ作るほど印象に残ったわけでもない映画について書こうとしているのも問題ではある。新生活で時間がカツカツとはいえ最低でも週に1回はこのブログを更新したいとは思っているので、それでも無理やり書くのです。

まあコンディション整えないでレディプレ観に行くのは避けたいしね。

 

そんなわけで今回観たのはチャッキーでお馴染み「チャイルド・プレイ」だったりする。別にレディプレにチャッキーが出ているからとかではなく、本当に思い立って観ただけなのですが、ということを「チャイルド・プレイ」を見終わってこれを書いている今思い出す。

チャッキーといえば映画は見たことないけど知っているキャラクターとしてポップアイコン的に扱われている気がするけれど、わたくしめもそんな一人であった。

で、こうして改めて見るとどうなのか、ということ。ちょうど30年前の映画だけれど、いや、面白いですね、これ。面白いというより、すごい。

チープといえばチープだしB級感は拭えないのだけれど、ホラーなお約束は守っているし、なんだかんだと最新作が作り続けられるくらいに初代のインパクトがあったということではあるし。

そのインパクトというのは、なんといってもチャッキーのアニマトロニクス。とはいえ、所々で「これ絶対に人が演じてるだろう」という部分ではやっぱりセットのサイズを大きくしてアクターに演じさせていたり。

このアニマトロニクスが人形という題材に見事にフィットしているというのが大きい。確かに生きていると感じさせつつも、人間の動きとしてはどこかぎこちなく、それこそが人間の魂の乗った人形というチャッキーの存在と直結している。

だから、今見てもまったく違和感がないのだろう。まあ脚本は正直なところB級ホラーの域を出ないのですが、脚本の秀逸さを求めてこれを見る人はまあいないでしょう。

個人的には冒頭の魂の乗り移った部分というのを丸々カットして、チャッキーをよりわけのわからない存在にした方が怖さという面では際立つと思いますが、それでは表現としてのアニマトロニクスと「人間の魂の乗った人形」の設定との間に分断が出てしまいそうな気もしなくもない。まあ後出し的に開示することは可能でしょうが。

まだ1しか観てませんが、続編も早いうちに観たいと思いますです。

ちなみに、二回も爆発、というのは冒頭のトイショップと空家みたいな家をセットごと爆発させたことで、そんなことをする余裕のあるバジェットだったのだろうかという疑問があったからですね。冒頭はまあ掴みとしてわかるのですが、中盤の爆発は別にあれをやる必要はまったくないので・・・いや、サービスとして素直に受け取っていいと思うんですけれども。

 

で、「サウスポー」も観ました。観ている間にティッシュ一箱使い切ってしまいました。そんな最悪のコンディションでも上がる映画ではあります。物語はオーソドックスですがボクシング映画で変にひねられてもそれはそれで困るというもの。

監督はフークワということで最近は割りと評価か固まってきていますので、安心して観れる監督ではあるので。彼の作品の中では「トレーニング・デイ」が今のところ一番好きなのですが、今回の「サウスポー」は普通に上がる映画ではある。

しかしギレンホールは「ドニー・ダーコ」から近作の「ナイトクローラー」や「ライフ」に至るまで妙にクセの強い映画に出ている。まあどこか虚ろな目をしているので癖のある映画には合っているといえば合っているのでしょう。

フークワがボクシングに一家言あるとかないとかで、ちょいちょいドキュメンタリーちっくというか試合をそのままテレビで見せられているような絵ヅラなんかもありましたな。