dadalizerの映画雑文

観た映画の感想を書くためのツール。あくまで自分の情動をアウトプットするためのものであるため、読み手への配慮はなし。

abemaロードが終わるらしい

まあ、なんとなく予想はしていましたけどね。

第一、日曜日の夜に映画を流すということがよく考えたらアレなわけですよ。明日仕事ですよ、仕事。そんなテンション激落ちなときに映画見せられても困るんですよ一般ピープルは。いや知らんですが。

とはいえ私の幼少期は日曜洋画劇場で大作を観ていたりしてたわけで、そういうあれこれを考えると「いつでも観れる」ということは「ずっと観ない」ということでもあるのだろう、娯楽や生活様式が多様化した昨今では。90年代や00年代のようにテレビで流せば観るというわけでもないし、パソコンやスマホをいじっているのであれば映画じゃなくて別のことをする人間が大半だろうし。

ていうか、コメントを打つのもメリット(がそもそも自分には思い浮かばない。見ている最中に解説とかされるのもなんか嫌だし)はあるのだろうけど同じくらいデメリットもあるだろうし。

 

とかなんとか、観た映画とは関係ないことを書き綴ったのは、それなりにアベマの日曜ロードは観ていたので終わるのが寂しくないと言うと嘘になるので、少しくらい書いておこうと思ったのです。ま、こっちとしてはこの時間を別のことに使えるようになるのでプラマイで言えばややプラスでもあるわけですが。基本、映画を観るのが好きな一般人でしかないので、何よりも映画を優先することは私には難しいですし。

ここ数週間は劇場行けてないしなぁ・・・。

 

6月最後のアベマでやっていたのは「サニー 永遠の仲間たち」という映画でした。

韓国映画。ぶっちゃけ韓国映画を劇場で観たのは「アシュラ」が初めてなくらい疎い。

いや、面白いんですけど、戯画化がすごいですな。吹き替えの感じも洋画系で聞くようなシリアスリータイプとは違って、どちらかといえばアニメとか昼ドラな聞き心地でしたし。ぱっと見ただけだとゼロ年代の邦画最悪時代を思わせるくらい(例を挙げ出すとキリがないので書き出しませんが)ベタベタでコテコテ(それゆえにヒットしているのでしょう)なのですが、パンで時間を遡ったりカットバックだったり「過去と現在のイム・ナミがひとつに…(もやし)」な演出だったり(個人的にはやりすぎな気もしますが)エモーショナルな演出は上手い。どうせなら時間の逆行の入りを丁寧にやるなら出るのもやってくれたらいいのに、とは思う。

80年代の韓国の高校生たちの服装とかは知らなかったんですが、あんな小学生じみた服がおしゃれだったんですね。

7人全員をさばききれていたかどうかは微妙なところですが、それぞれ個性は立っていたきはします。しかし高校時代のイム・ナミが高校時代の知り合いにそっくり(シム・ウンギョンの方が可愛いですが)で笑う。その知り合いはイモトに似ていることからイモトと呼ばれていたんですが、確かにシムも似ている。

なんだかんだで青春と現在の対比やそれが最後に同化していく(エンドロール込で)のは来るものがある。ちょうど今日「キッズ・リターン」のことを思い出していたりしたのもあって、相乗効果があったのかも。

 

ただ、相変わらずこの辺はこの映画に限らず軽視されがちなところなんだけど、もともとハ・チュナと仲の良かったシンナー吸ってた子の扱いね。

いや、わたしも名前を忘れてしまっているので大声では言えないのですが、扱い軽すぎ。何度も書きますが、こういうキャラクターのこういう扱いを見るたびに「大いなる西部」がいかにクズや雑魚に優しい映画かということを再認させられる。

いや、「大いなる西部」にいたっては少女時代のリーダー(からコミックリリーフさを薄めて下衆さを増加したくらいのキャラ)を抱き込むくらいの勢いではあるので、さらに凄まじいのですが。

ま、日陰者の妬み嫉みなないものねだりではあるのですがね。いや、好きですけどねこの映画。それに、どちらかというと学生時代は日向に身を置いていましたし、なんだかんだでああいう馬鹿をやったりもしましたし。今の自分はその反動というか、併存しきれなかった陰の部分の発露みたいなものですし。

 

DC版も観てみたい気はしますが、そこまでては伸びないだろうなぁ。

どうでもいいんですが、こういうグループ構成が7人というのはなぜなのだろう。やっぱり「七人の侍」にあやかっているのだろうか。