トニースコット監督の代表作といえばこれ、かどうかは知らないけれど間違いなく一般人への知名度は彼の作品の中では群を抜いて高いだろう。映画よりはデンジャーゾーンが有名なのかもしれないけど。
イギリス人も実は「1984」を読んだことないって人が結構いるらしいし、名前だけが一人歩きしてしまうというパターンは多い。
そんなわけで天才リドリースコットという兄の影に埋もれがちな彼ですが、職人監督な素養があるのかかなり堅実な(?)作りになっている。実際、マスに向けて映画を作る場合は彼のほうが向いているはず。
それだけに個人的には「面白いなー」という程度の感想しかでてこず、どこかで見たような物語ーー主に「海猿」ーーの舞台を海軍に置き換えて80年代のサウンドで彩ったもの、としか・・・。
海猿はいろいろと映画が出てドラマもあってあまり覚えていないんですが、バディが死んでしまうくだりとかかなり共通している。まあ無数にあるエピゴーネンの中では割と見れるほうではあるのですが、続編乱発とかで次第にアレになっていったりというのを考えるとトップガンの方がやはり好ましいかも。ただトムクルーズに伊藤英明を当てはめたのは今にして思えばかなり適している気がする。両者とも胡散臭いっていうかサイコっぽいし。
ロックマンX4あたりで使われていても違和感のないBGMとかデンジャーゾーンとか、印象に残る曲は多かったですからサントラはほしいかも。
あと舞台が舞台だけにホモソーシャルむんむんなのはイイネ。ティムロビンス最近BSでやたら見るなーとかブラッカイマーが製作に入ってるだけあって軍メカのカットが多いなーとかまあ、そんな感じ。
あとゴジラと観に行ったのでそちらも後ほど書く予定。
と言ってもゴジラはそんなに書くことないんですジャスティスリーグと抱き合わせになりそうですが…。