下書きのまま忘れてました・・・
ソダーバーグって脱獄とかチーム犯罪ものとか意外と多いのだなぁ、と。
個人的には「コンテイジョン」と「マジックマイク」が好きで、オーシャンズシリーズはみんなほど熱はないのですよね。
ただ彼は色々とテクノロジーを導入したり自分で撮影を務めたり、ポール・良い方・アンダーソンみたいなこだわりを感じて好感を抱いていたりはするんですが。
コメディ色が強いって意味ではオーシャンズとも似ている(クルーニー出てるし)んですが、ラブロマンス要素が強いですね、こちらは。ジェニファー・ロペス主演とダブル主演というのがなんだか時代を感じる。
タランティーノ映画で有名どころなのですが、よく考えたらアバンしか観たことないなぁと思い改めて観てみることに。
いやまあ、なんというかギャグ日の「アンラッキー」シリーズよね。ピンクが生き残るっていうのが何気に好きなんだけど、特にタランティーノの映画が好きってわけではないのでかなり平熱ではある。
やってることは「パルプ・フィクション」的だし、つまらなくはないんだけどどうでもいい話がすごく長いのよね。あれは映画館で集中して見ないとかなりキツイ、個人的に。
あ、でもラストのカットは好きかな。
露骨すぎるきらいはあるけれど、まあ今これを放送する理由はわかりすぎるくらいにわかる。
最初はウーマンス路線かと思ったんですが、まさか本編開始35分以上が経過してからようやく顔を出すハリソン・フォードとのヘテロなロマンスだったとは。
シガニー・ウィーバーが陰険というか狡猾な敵キャラというのも中々斬新ではありましたし、そういう意味ではやっぱり彼女の配役というのはいい感じなのかもしれない。
まあ個人的にはハリソンとシガニーを逆にしてもいい気はするけんど。
何気に若き日のケヴィン・スペイシーが出ていたりする。
「デビルズ・バックボーン」
ホラーというよりは三宅監督が言うところの心霊映画である。
なんというか、「パンズラビリンス」をより分かりやすく解釈したパターンというか。
それにしてもデルトロの美術は毎回良いですよね。小道具もそうですけど、異界表現がGood。何気にクライマックスのあの場所も最初の方のシーンとの対比になっていたり、意趣返しとしても気が利いている。
あと、デルトロは割と自分の経験とか情念みたいなものを作品に直接投影させているきらいがある。
「リトル・バード 154マイルの恋」
悪くはないんだけど抒情的すぎて乗れなかったかな。音楽の使い方なんかも、あまりに説明的すぎるし。そこへくると、GOTGなんかのセンスというのがやはりずば抜けていることがわかるんですが。
ジュノー・テンプルの「どこかで観たことはあるんだけどどれだったか思い出せない」感じが最後までついてまわったのもあったかもしれない。ていうか最初エレン・ペイジかと思った。
決して悪い映画というわけではなく、かといって特別良い映画というわけでもなく。個人的には「ハートストーン」の方が田舎の閉そく感やいたたまれなさがあっていいんですけどね。
ああでも、湖というのはかなり良いと思う。劇中での湖の状態も含めて。
「オクトパス」
「スパイダーパニック」のスタッフが作ったということで割と期待してたんですけど、だいぶダメでそ、これ。
あの客船の伏線とは言いたくない(布石としてすら機能していない)状態とか、主人公たちのセリフから窺える艦長の人格と劇中で描写されるキャラクターの乖離とか(あれは意図的にやってるのか?)、いろいろ酷い。
脱ぎ要因の脱ぎも中途半端なうえにタイミングが謎だし。そもそもの話、犯罪者を連れ込む理由ががが。
まあよく考えたら「スパイダーパニック」もそこまで面白いわけではなかったような気もしますし・・・あっちはエメリッヒが制作にかかわっていたのもあるし、その辺の関係とかあるのかもしれない。
「ハードウェイ」
なんだかメタい。スピルバーグとかメル・ギブソンとかの名前が出てくるのとかも笑えますし、割と好感触。
「スター俳優がシリアスな役を求めて~」というのはありがちではあると思うんですが、最後にかかる映画の感じはそんなにシリアスには見えないような。
でもやっぱり、劇中劇と映画本編が最後の最後で同一化するああいう演出は好きなんですよねー。ある意味では「VS現実」という側面もあるし。
「戦争と冒険」
役者として「大脱走」や「そして誰もいなくなった(未見)」などに出演していたリチャード・アッテンボローが監督を務めたウィンストン・チャーチルの伝記映画。
アカデミー賞を取った「ガンジー」は見てないんですが、今回のとそれだけを取り上げると実在の人物へのアプローチをするのが好きなのかなーと。
ウィンストン・チャーチルといえば、今年は「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」がやっていたり
とはいえ、あちらは本当に第二次大戦の部分だけをしたもので、半生を描くとかは別にしていないんですよね。「戦争と冒険」はむしろ政治家に至るまでのウィンストンの人生を描いている。
父権的な家庭での生い立ちや戦場での立ち振る舞いなど、共感しつつもそこまでノリノリではなかった。なんか「アラビアのロレンス」を思い出したんですけど、あちらほどのスペクタクルがあるというわけではない(そもそもそういう映画ではない)し、チャーチルって大変なんだぁ、という感慨しか出てこなかったり。
しかし、「ヒトラーから世界を救った男」を見た後にみると、SWにおけるEP1~3的な視点で見れてウィンストンにさらなる共感をすることはできる。
「戦争と平和」
原作の名前は知っていたし映画になっていることも知ってはいたのですが、まさかヘップバーンが出ているとは思わなんだ。
原作は名前だけ知っている程度なのですがかなりの長編であることは知っていて、まあ200分あっても全部を映像化することはかなわなかったようで、三人のキャラクターに絞っている。おかげで見やすくはある。この時期の大作はセットとか衣装とか小道具とか、ぶっちゃけそれを見るだけでいいという部分もあるわけで、衣装を変えるわ場面は変わるわ戦闘は描くはでどれだけ金かけてんだと。や、別に今のハリウッドでもやっていることではありますが。