「黒部の太陽」
三船の役柄って三船自身の人となりみたいなめのが多分に反映されているのではなかろうか。
「心の旅」
ハリソンてこういうの出てたんだ、という印象。後半の展開を見るにもっとドロドロしたものにもできそうなものを、かなりハートフルに仕上げている。てかこれハングオーバー!とおなじ構造なのですね、よく考えたら。
場面暗転の多用やらタイミングやら、そもそもの設定からしてどうなのよとか、そういうのは置いておいてそんなに面白いものではない気もする。音楽は良い。あと例のロケットのシーンは確かにすごい。
「ウエストワールド」
クライトン原作だし、まあ細かなとこはともかくとしてもあっけなく死ぬシーンとか、レトロすぎてもはや未来感すら出てない感じも逆に結構好き。
今だったらもっと人間の実存とかそれこそドラマ版のウエストワールドとか色々とそういうことになるのだろうけれど、そういうのがないというのがかえって好感触というか。ある意味で徹底しているというか。まあそれがクライトンなのだろうけれど。
「禁断の惑星」
いや、特殊効果すごいなこれ。ロビーの印象が強すぎるせいもあるけれど、普通にアニメーションの質が高いですし、コマ送りによるドア(シャッター)の開閉とかも、この時期にやっていたというのはかなり先見性があるのではないだろうか。
と、いうか、これはチャップリンの映画を観ていて思ったのだけれど、「鉄男」とかも含め、コマドリってかなり原初の映画体験に近い者なんじゃないかという気がするのですが。
「ラヂオの時間」
三谷さん、ちゃんと面白い映画撮れるんだ…。
ギャラクシーなんとか、とかいうのが三谷さんに対する最終評価(何様だ)だったのだすが、これってやっぱプロデュースの力もあるのかしらん。
これサウスパークで観たやつだ!というのが先に立ってしまうくらいこてこて。
確かギャリソン先生のペニスを移植されたネズミが脱走する回の学校の話と基本的には同じなのですよね(まあむこうは不正なんですけど)。