「バグジー」
ベンジャミン・シーゲルという実在したギャングの実話をもとにしたフィクション映画。カジノ天国であるラスベガスを作った大きな要因がこの人にあるということをこの映画で知ったのですが、まあ楽しい映画でした。
例のごとくBS系列だったので40分くらいはカットされていますが、それでも楽しめたです。いい感じにノワールだし、ラストのシーンも皮肉というか。
これも面白かった。アラン・ドロンの二枚目なおバカさとか、最終的な末路とか笑えますし。完全にフェティッシュな部分で言うと、夜景に街灯の並んだ道路を走っていくシーンがたまらなく好きですな。
「ノンストップ」
「ソウ」の舞台を室外に移してごりごり動かしていく映画。そういう意味ではむしろ「アドレナリン」に近い気もするんですが、まあ明らかに「ソウ」に寄せている。あるいは、それくらい「ソウ」というものが印象づいているということでもあるんですが。
とはいえ本家を上回る面白さがあるかというと別段そんなことはなく、無数のエピゴーネンの一つといった感じでしょうか。いちいち話が停滞するし爆弾取れるんかいとか、なんというかギャグ日的に言えば「どうでもいい話長っ」って感じでしょうか。
「ONCE タブリンの街角で」
「シング・ストリート」のジョン・カーニーの作品ということで音楽映画でありけり。
擬似ドキュメンタリーなカメラワークがドッキリみたいな角度のときとかもあってアメリカの番組観ているような感覚になったりならなかったり。
相変わらず音楽はいいですな。やっていることは「シング・ストリート」のその先にみたいな感じかな。