2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧
なにこれ超面白い。市川崑の中では今のところ一番好きかも。 というか、大概の人はそうではなかろうか。 それを示すように、事後認識ではあるもののの監督自らドラマ枠で作り直しているし、一昨年もバカリズムの脚本で同作のリメイクドラマを作っていたらし…
「バグジー」 ベンジャミン・シーゲルという実在したギャングの実話をもとにしたフィクション映画。カジノ天国であるラスベガスを作った大きな要因がこの人にあるということをこの映画で知ったのですが、まあ楽しい映画でした。 例のごとくBS系列だったので4…
(傑作とは決して言い難いし率先しておすすめする映画ではないが)「大丈夫だ、問題ない」 マシュー・マコノヒーが完全にエルシャダイのルシフェルだったし、多分映画を見た多くの人がそう思ったことでしょうな。 わざわざ記事を一本作るだけのモチベーション…
いろいろあって「デトロイト」の二回目を観に行ってきた。 2回目を観に行ってきて気づいたことがあったので。 1回目は感情を揺さぶられすぎて、感想をまとめるにあたって情緒の面にばかり気が行き過ぎてしまったのですが、2回目ということもあってある程…
劇場 で落涙したのは「この世界の片隅に」を観たとき以来だろうか。 涙腺の脆い自分は映画を観ていても結構な頻度で目に涙をためることはあるのですが(リベンジのオプティマスが爆発したときでさえジワっとくる)、涙が頬伝うほどいっぱいになることはそんな…
「ネオン・デーモン」の監督であるレフンの作品ということで「ドライブ」っつー映画を観たどす。勝手知ったるような言い方ですが、レフンについては何も知らないんですよね。ただ、「ネオン・デーモンって映画面白そうだなー監督はレフンって言うんだー」と…
ナマモノは危険すぎるので、やおい文化に寛容(というか肯定的ですらある)自分でもあまりそちら方面は知らないのですが「無宿」を観て高倉健のあまりに不器用な役柄に食指が動いた。 というのは冗談ですが、高倉健が輝いていた映画であることは間違いないでし…
「バスケットケース」 ヘネンロッターの名前は耳にする割に作品についてはほとんど知らなかったなぁ、と思いつつ鑑賞。完全に人面疽な映画でしたが、なかなかどうして愛嬌のある(?)映画でした。 まあ見た瞬間に「これカルト映画の類だろうなぁ」と思ったので…
アそんなわけで録画の消化(って言葉はあまり好きではないのだけれど) 1.「ニュースの天才」 ニュー・リパブリックという雑誌の記者が捏造した記事に関する実際の事件をもとにした映画。アナキンことヘイデンが主役ということで一応観ましたです。 割と演出が…
えー買っておいた「CINEMA VALERIA」をようやく読み終わったんですけど、廣瀬純と中原昌也の言っていることが結構同じような論になっていて面白かったです。 なるほどなー、と。ていうか廣瀬純氏のトークの内容はほとんど「CINEMA VARERIA」で言及されている…
ということで「早春」について。 まずは自分がこの映画を観ている間に思ったこと・感じたことについてダラダラを書きまして、その後に廣瀬純氏の評について書いていこうと思いますです。 ま、ぶっちゃけますと「童貞面倒くさっ!」という映画です。ただ、そ…
とかなんとか。 観に行ったのは「早春 DEEP END」のデジタルリマスターですた。映画はもちろん面白かったんですけど、そのあとの廣瀬純氏のトークショーも面白かった。というかトークショー目当てでもあったんですけど、「早春」から小津安二郎の映画に出て…
真っ暗な部屋とクレジットからの「武士道」引用(ちょっと調べたら新渡戸稲造は関係なくメルヴィルの創作らしいので「民明書房」のようなものとして受け取りましょう)。この物言わぬ静かさでもって必要なことだけを端的に伝える絵ヅラ。初っ端からエッヂがき…
ということでここ最近BSジャパンでイーストウッドが監督した映画がずっとやっているのですが、一番見たかった「グラントリノ」が録画に失敗してやがった。BSプレミアムの方も年間を通して観ていると割とローテが決まっているということに気づき始めたりして…
サム・ライミってこういう映画撮るんだなぁ・・・。 ライミといえば「スパイダーマン」か「死霊のはらわた」どちらか、というのが世代ごとの印象として強いと思うのですが、どっちに親しんでいるにせよ「シンプル・プラン」はライミの作品と言われてもパッと…
「ダレン・シャン」「モネ・ゲーム」「コラテラル」の三連続。 「ダレン・シャン」は妙に退屈な映画でした。 原作は友人がやたらと「ホッケーのスティックで膝バーンってやると膝が飛び出るんだよ!」という前後の場面がよくわからないシーンをやたらと面白…
ベルセルクの元ネタの一つなんかで、映画ファン意外にも割と知名度のある「ヘル・レイザー」。リメイクが発表されて5年が経ちそうなわけですが、ハーヴェイ・ワインスタインの弟であるプロデューサーのボブ・ワインスタインにもセクハラ疑惑が浮上していたり…
しかも思ったより早く退場するし。まあ主人公の諸星(綾野剛)の行く末を暗示するという機能性は十分に果たしてくれているわけですが。 しかしあれですね、昨今の日産やら神戸製鋼やらの不祥事が明るみになった今の目で見るともはや「そりゃそうでしょうね」と…
センター試験の日に「キッズリターン」を放送するというのも中々に悪魔的なことをするなぁBS11は。 しかしこんなにも良い映画だったか、この映画。遠い昔、遥か彼方の記憶の隅にこの映画の記憶はあったのですが、改めて見るとなんだかすごい映画だなぁと。単…
なんか時折見せる「狂(おか)しい」感じがジャック・ニコルソンぽいなーなんて思っていたら、なんと本当にジャック・ニコルソンだった。今と体型違うし「シャイニング」の七年前とはいえ、あちらほど狂気を放ってはいなかったから気がつかなかったです。「チ…
川端康成の「雪国」の最初の映画化である57年の「雪国」を観て、作品の内容に反してかなり落ち着いた雰囲気になっているなーとか岸恵子に萌えたりとか色々と感想はあったんですが、「雪国」を観たのその直後に「最後の騎士王」の特典メイキングを見たばっか…
前から気になっていた「コンタクト」をようやく見た。 「メッセージ」のときも「インターステラー」のときも名前に上がっていて、見よう見ようと思ってはいたのですが2018年になってようやく見れたどす。 試写会の前日に突然嘔吐してしまってからこっち、あ…
というわけで豊洲に試写会に行ってきました。 日本では宮崎吾朗が声優監修にあたった「西遊記 ヒーローイズバック」ですが、まあ試写会でもなければ見に行かない映画ではありましたので、良かったといえば良かったのだろうか。 えー本編の感想の前にせっかく…
というほど支離滅裂だったりごちゃごちゃしているわけではないんですが、露悪的サービス精神とか「派手にいこうZE!」なノリが結構似ているような気がするのはわたしだけでしょうか。アメリカという国を批判するような内容を盛り込んでいたり(ペイン&ゲイン…
という経験が多々ある。 「遠すぎた橋」を観て「この映画ってかなりサンプリングされてんじゃないの」と思わず笑ってしまった。 パッと見ただけでわかったのはエヴァが丸々同じアングルでビークルを並べてたりとか、ほかにも明らかにこれ引用元だろうと思う…
BSはこういう自分の目に付かない傑作がやったりするから侮れない。もはや午後ローでは満足できないのである。 そんなわけでBSでやっていた2本の邦画について感想をば。ほとんどの日本人はその存在すら知るかどうかわからないけれど、少なくとも今現在のシネ…