BSフジでやっていたので。
佐村河内の方ではなく、パチーノとデップの方。FBIがマフィアに潜入する映画ということなんですが、実話ベースらしい。デップでマフィアというと最近ではブラックスキャンダルなんかがありましたね。アレは記憶からソッコー消えましたががが。
同じジャンルとしては邦画で日本のいちばん悪いやつら、なんて映画もありましたね。未見ですが。ほかにもアンタッチャブルとか色々とありますが個人的にはディパーテッドが最高かしら。
肝心のフェイクですが、まあ面白いです。デップが捜査官ではなくマフィア(?)のパチーノに思い入れてしまうのとか、パチーノのどうしようもないポンコツ感とか。
最後にメダルと500ドルの小切手(すくねぇ)をもらって勲章されてるのに家族どころかデップ本人も嬉しくなさそうな顔してたり。結局、あやふやで描写すらされないマクロのために、それを形成するミクロが崩れていくという。
悪性の細胞を潰すために小さな細胞を犠牲にする。まさに組織そのもの。
組織というシステムのどうしようもない構造、その可笑しみをブラックジョーク的に観賞するのもアリなんじゃないかしら、この映画。