あと今日から公開の「ベイビー・ドライバー」を観に行こうと思ってるので、ジャッキーはさらっと。
タランティーノ映画って余裕で二時間を超えてくる割に飽きないのがすごい。毎度毎度キャラクターが活き活きしてるからとか、オープニングがすごい印象的だから一気に引き込まれるというのがあるんでしょうが、本作もそんな感じ。
とかいいつつ「ヘイトフル・エイト」は途中で寝てしまったんですが。インターミッション中とはいえ。
マイケル・キートン、デニーロ、タランティーノ映画常連のサミュエル・ジャクソンと顔の濃いメンツが並ぶ中で主役を務めるのがパム・グリア。彼女のことはこの作品で初めて知ったんですが、最近の画像見たら滅茶苦茶太っててビビりました。劇中で「お尻が大きくなった」と言っていましたが、そんなレベルじゃないです。
パルプ・フィクションのように時系列をいじったクライム・フィクションということでいつもどおりといえばいつもどおりなんですが、個人的にはデニーロがツボ。レナード、ケープフィアー、アンタッチャブル、マイ・インターンなどこれまで多くのデニーロを見てきましたが、今回の自分を馬鹿だと思っていない馬鹿役がすごいいいです。サミュエルはなんかも相変わらず「マザファカマザファカ」言ってます。
パム・グリアを自慰行為の対象にしていたというだけあり、タランティーノは彼女で遊んでいるような感じさえしますね(いい意味で。やらしい意味ではなく)。オープニングでの一連のシークエンスとか、何回も衣装代えさせたりとか、「イエスマン」におけるズーイー・デシャネルを思い浮かべます。ていうか、個人的にイエスマンのズーイーが好きすぎてねーやばいんですよ。あの黒を基調とした赤いラインの入ったコートとか、自宅でのノースリーブとか、マークブリッジスの仕事が活きてるんですが、ジャッキーに関してはタランティーノの趣味なんじゃないかなーと思ったり。