dadalizerの映画雑文

観た映画の感想を書くためのツール。あくまで自分の情動をアウトプットするためのものであるため、読み手への配慮はなし。

愛とせっくすと「男ってやぁねぇ〜」

「失って初めて気づくもの~ぶらーぶらーぶらー」

 こんな感じの歌詞を組み込んだ恋愛ソングがたくさんある。BUMPしかりコブクロしかり、古今東西のあらゆる歌を探したら枚挙に遑がないと思います。西野カナとかありそうだなーと思って検索したら案の定あって笑う。

 で、それを地で行ったのが「昨日の夜は…」という映画である。どうでもいいですけどこれ2014年にリメイクされてたんですね。そっちは見てないですけど、評判はそれなりにいいらしい。こっちはそれなりに濡れ場があったりデミ・ムーアが可愛いなとか色々ありますが、基本的には男女両成敗というか恋愛の面倒くささがいい具合に描かれている。

 後にラスト・サムライを撮るエドワード・ズイックの映画とは思いにくい感じですが、しかしよく考えてみると「異邦人の目線」という部分では共通しているのかも。ラスト・サムライはその作品の構造そのものが「異邦人から見た和の国」なんだと思うんですが、「きのうの~」はそれが性差であるわけですね。それを両者の視点から描いているので、これは女性と男性ではどう見るかが分かれそう。

 男性は男性の一にセックス二にセックス、三四がなくて五にセックスな基本原理をどストレートに見せつけられ、女性はそのどうしようもない面倒くささがこれまたオブラートなしに差し出される。

 そんな中で、恋愛ってなんだっけというものを模索していく。若かりしデミ・ムーアがヤりまくるのでエロ目的にもどうぞ(爆)。

 しかし仲直りしようとするのはわかるけどそこで「コーヒー」だからダメなんだよダニーよ。紅茶じゃなきゃ。

 

ちなみにロブ・ロウ演じるダニーの友人バーニー(ジェームズ・ベルーシ)のお言葉

「アホか。オッパイと尻 オッパイと尻だぞ この世で一番 一番 一番だぞ。」

 異論はあれど否定をするのは中々難しいのではないでしょうか、世の男性諸兄よ。

 

あともう一つ「クリエイター」も観ましたですよ。

 こちらは愛と倫理観に関する映画かしら。アラビアのロレンスピーター・オトゥールが亡き妻を蘇らせようとする大学教授を演じています。

 まあなんというかコメディなので軽いノリではあるんですが、卵子を必要とするあたりとか変な具合に生々しい。一応SFとして認識されているみたいですけど、いやー違うでしょ。科学を扱っていたらなんでもSFってわけでもなかろうに。特に呼びかけだけで蘇生するってどうなの。わたしはてっきり博士が妻の素を使って蘇生させるのかと思ったんですけどね。でもビラの募集でプロポーズするのは結構好きだったりします。

 あとチャリンコ(バイクやマウンテンではなくあくまでチャリ)がメインの乗り物として多々映るのが好き。大学の緑色の風景をバックにチャリンコを漕ぐ博士とか、ラストのアレとか、増田こうすけじゃないですけどああいう牧歌的な映像が好きなんですよねー。

 

 

 

コーヒーかよ