dadalizerの映画雑文

観た映画の感想を書くためのツール。あくまで自分の情動をアウトプットするためのものであるため、読み手への配慮はなし。

2018-01-01から1年間の記事一覧

ミュウツーの逆襲(恐竜)

久々に映画館で映画観てきた。最近は本当に月に1回くらいの頻度に減っていて自分でも少しもやもやしていたのですが、そういうモヤモヤを取り払ってくれる快作でございましたよ、「ジュラシックワールド 炎の王国」 ここでもまたへんてこりんな邦題を付けら…

言葉で通じないということ

イニャリトゥ監督の「バベル」 8月のまとめの方に組み込もうとも考えたんですが、色々と思うところがあったのと台風接近につき時間ができたので単独記事をポストしてやることにしました。 イニャリトゥ監督といえば「バードマン」や「レヴェナント」が日本…

7月のまとめ

「ヌードの夜」 余貴美子がエロい。 竹中直人がエモい。 椎名桔平がヤバい。 それだけでも十分に見る価値はある。今見ると子犬の使い方とかまんますぎて笑ってしまうのですが、これはクリシェ量産してきたエピゴーネンズの罪過ですのでモーマンタイ。しかし…

バランサーとしてのイーストウッド

オウム真理教幹部の死刑執行、あるいは白人警官による黒人殺害に連なってくる映画をこのタイミングで放送する午後ローの敏捷性は計り知れない。 狙ったのかどうかはさておくとして、午後ローはB級映画だったりを流すくせしてこういうところがちゃっかりして…

コント映画

友人に誘われてホラー映画を観に行きました。 まあ、夏ってことでホラー映画でも観て涼もうという魂胆だったのでしょうね。「インサイド」っていう映画で、前情報なしで観に行ったんですが、いや、まあ、面白かったといえば面白かったんですが。 2007年のフ…

未来のミライの試写会に行ってきたよ

気づけば映画館で映画を見るのがひと月ぶりという。 映画館に行く頻度が減ったなぁとは思っていたんですが、まさかこれほどとは・・・。いや、4月から本当に忙しいんですよね。忙しいというか、大変というか。そんなわけで試写会でもないと映画館に足を運ん…

ロサンゼルスから脱出だ!

???「バカばっか…」 何の気なしに番組表を見ていたら「エスケープフロムL.A」がやっていたという奇跡。 相変わらず午後ローはやってくれる。「ニューヨーク1997」の方は結構前に観てはいたんですが、こちらは手付かずだったので素直に嬉しい。で、ウィキを…

6月のまとめ

時間が無くなって(というか以前が時間ありすぎていた)目に見えて映画を観る時間が減ってきていることもあって、録画していたものの消化ができないだけでなくそもそもテレビでやっているのを観れていないのが辛いよー。 しかもまとめるほど本数多くないし、時…

quietus

前から気になってたけどry アルフォンソ・キュアロンの「トゥモローワールド」 原題が「children of men」で原作小説の日本語タイトルが「人類の子供たち」なのですが、どうして「トゥモローワールド」になったのだろうか。 キュアロンといえば最近では「G…

カッチリとした神さまと宇宙人が同居するB級映画

シャマランの「サイン」を初めて観たんですけど、なんだか奇妙な映画でびっくり。 まさか宇宙人で最後まで持っていくとは思わなんだ。いまもって「シックス・センス」の印象が強い自分もアレなのだけれど、そのどんでんがえしっぷりを期待していなかったとい…

abemaロードが終わるらしい

まあ、なんとなく予想はしていましたけどね。 第一、日曜日の夜に映画を流すということがよく考えたらアレなわけですよ。明日仕事ですよ、仕事。そんなテンション激落ちなときに映画見せられても困るんですよ一般ピープルは。いや知らんですが。 とはいえ私…

私はあなたのニグロではない

有楽町というか、ああいう夜の都会の喧騒は好きだけど怖い。 有楽町自体、実のところ「バケモノの子」の試写会で行ったことがあるくらいだし。 そんなわけ初・有楽町のヒューマントラスト行ってきた。下の階の中華料理屋さんが滅茶苦茶うまそうだったですぞ…

欺瞞母子

初ポン・ジュノ。わたくしの御多分に漏れず、知名度や評価は知っていつつもなぜか観たことのなかった監督のひとりが彼なんですが、ちょっとびっくりした。 ポン・ジュノ、ちょっと凄まじい欺瞞の炙り出し方をしていて驚いた。一言で書くとエントリーのタイト…

遅ればせながら観てきましたぞ

話題になっている割にあまり大々的な公開はしていない「バーフバリ 王の凱旋」の完全版を観てきました。 前作も世界公開版も観ていなかったのですが、なかなかどうして滅茶苦茶楽しかったです。 いや、インターミッションなしのぶっ通し3時間でまったく退屈…

5月のまとめ

「インサイド・マン」 スパイク・リーの映画。「25時」と同じロケーションが出てきたり、なんというかシンクロニシティというかデジャヴュというか。 デンゼル・ワシントンの現実的な正義漢らしさとかいい味出してる。ていうかテーマはかなり真面目だし強盗…

愛という闘争

まずい。 「犬ヶ島」の感想を出だししか書いていないのに新しい映画を観て、あまつさえ「犬ヶ島」を後回しにしている始末。進研ゼミで今月分のテキストが終わっていないのに次の号が送られてきたときのような焦りに似たものが沸き上がってくる。 と、ここま…

「正しくない」ということは「間違い」でも「誤ち」でもない。だからといって、字面以上の意味があるわけでもない救いのなさ

やたらとフジテレビで特集(という名の映画とはあまり関係のない企画)が組まれていたと思ったら資本入ってたんですね。まあ、こういうところで出資してくれるのはありがたいのでじゃんじゃん(金だけ出して口出しはしないで)やってほしいものですね。 そんなわ…

それじゃデッドプールただの神じゃん

本当は昨日の夜に投稿するつもりだったんですが、記事の作成中にPCが落ちて一気に萎えてそのままふて寝してしまい、日をまたいでしまった。 画像は戦利品なのですが、時間と体力と金銭的な都合から「バーフバリ」に関してはパンフのみを買って本編はまだ観て…

社会派のキャメロン

みたいだなーと「エリジウム」を観て思った。 なんかところどころでターミネーターっぽい絵ヅラがあるというのもそうなんだけど、ガジェットとかマシーンの挙動がT-800系っぽいというか。あとこれは特定の映画というよりは80年代あたりのアクション映画の特…

恋のゆくえとかそういう矮小な問題に押し込もうとするからいかんのです

邦題のダサさときたらまったく・・・。 あまつさえ、原題の前にくっつけてくる面の皮千枚張りっぷりには乾いた笑いが出てくる。 「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」 原題はスラッシュの後ろの部分だけなんですが、これ別に恋のゆくえそのもの…

ブラックコメディとしてはそこそこ楽しいけれど・・・

「サバービコン 仮面を被った街」を観てきました。 本当は「アイ、トーニャ」が観たかったんですが時間が合わなかったので延期。代わりに、といってはアレですが、そこまで観たいわけではなかった「サバービコン」に切り替える。BS海外ニュースでジョージ・…

どっちが死んでるのコレー

黒沢清の「岸辺の旅」 毎度のことながらこの人の映画ってなんか独特ですよね。黒沢清を「叫」で初めて知ったときはそういうのを感じ取るセンサーよりも「なんかつまらないような」といったネガティブセンサーが発動していたのだけれど、少なくとも「岸辺の旅…

秩序は人間の尊厳を脅かすのか

「時計じかけのオレンジ」と似たようなテーマといってもいいかもしれない。あそこまで露骨(というか露悪?)ではないにせよ。コミュニティ内の平和と秩序を優先することとそのコミュニティを形成する個人(要素)の自由とのコンフリクト。まあ平和と秩序といって…

インフィニティうおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!

久々に胸を張ってこう言い切れる映画を観た。 /) ///) /,.=゙''"/ / i f ,.r='"-‐'つ____ こまけぇこたぁいいんだよ!! / / _,.-‐'~/⌒ ⌒\ / ,i ,二ニ⊃( >). (<)\ / ノ il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \ ,イ「ト、 ,!,!| |r┬-| | / iトヾヽ_/ィ…

4月のまとめ

「ヒューゴの不思議な発明」 なんだかすごいスピルバーグっぽい。 スラップスティックな感じとか、70~80年代のスピルバーグ映画でこんな感じのを観たような。あと駅にずっととどまっているという点では「ターミナル」とも共通点があるといえばある。 どうで…

女は二度決断する(AUS DEM NICHTS)

劇場行ったら朝一の回なのにアベンジャーズの客でごった返していてがすごかった。ていうかウザかった。GW効果もあるんだけど、あんなにイオンシネマに人がいるの見たことないですよ。ほんと、人ごみって嫌いだ。まあ好きな人はそもそもいないだろうけど、わ…

それでもこれは、どこかの誰かの話なのだと思える

まいった。 オールタイムベストに届くか届かないかといったぐらい、自分の好みの映画だった。 「25時(原題:25th hour)」 何が好みなのかって、それはまあ「マンチェスター・バイ・ザ・シー」的な、と言えるかもしれない。あそこで描かれるマンチェスターの…

SI PUO FARE!他者はすべてイカレているということ

イタリア映画「人生、ここにあり!」 精神障害者に焦点を当てた、いわゆる社会派な映画ではあるんですが、内容はそこまでかしこまってはいない。むしろ、普遍的なテーマ性を持った映画で、誰が見てもわかりやすい物語になっている。観賞した印象としては理想8…

あれはメカゴジラというよりキングゴジュラス(verバイオゾイド(そんなのないけど))では

あれはメカゴジラというよりキングゴジュラス(verバイオゾイド(そんなのないけど))では・・・しかし立ち方とかはゴジラスギガっぽいし、顔はギャレゴジっぽくもある。よく考えたらどれもモチーフは同じだしキンゴジュにいたっては元ネタがゴジラみたいなもの…

あんなの(熊)なんて飾りです。宣伝マンにはそれが分からんのですよ。

午後ローは本当に侮れないのです。 カット祭りで繋ぎがよくわかんなくなっていたりすることは多々あります(だったらそもそも放送枠に合うような尺の映画を選べという話ではあるんですが)が、それでもこういう微妙に話題にならないようなものをやってくれるの…