dadalizerの映画雑文

観た映画の感想を書くためのツール。あくまで自分の情動をアウトプットするためのものであるため、読み手への配慮はなし。

2019-01-01から1年間の記事一覧

6月

「ピーター・ラビット」 公開当時の評判がよく分かった。吹き替えで観たんですけど千葉くんのピーターも小生意気(ってレベルじゃないけど)さが出ていてかなりはまり役ではなかろうか。繁の方の千葉さんも鶏のやかましいイメージにピッタリで笑ってしまいま…

またトニー・スタークですか

そういえばMCUの吹き替えを劇場で観るのは初めてでした。 劇場で観たのは、ってだけでMCUの吹き替え自体は何回も観ているので既存の吹き替えキャストにはこれといって文句はなし。ただ今回、ネッドの恋人であり元恋人になるベティの声はちょっとアニメ声すぎ…

【ハートフル】この世のすべてはあなたを追い詰めるためにある【ボッコ】

けれど救いはないわけではないのかもしれない。というバランス。 白石監督(和彌の方ね)の新作「凪待ち」の試写会に行ってきました。 ネタバレを気にするようなタイプではありませんが、一応公開前の作品につきネタバレ食らいたくない人は読まんといてくらは…

死こそが勝利である

たまたま時間が合ったというだけの理由でよく考えもせず「パドマーワト 女神の誕生」を観る。 観るまですっかり失念していました。インド映画は上映時間が長いということを。「ロボット」というSFコメディでさえ(?)177分という長尺なわけで、そう考えると「…

MAYちゃん

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」 浸りすぎ。「語る」に落ちた映画である。 伝えたいことはわかるしそこに共感する部分もないわけではないのですが、どうも押しつけがましいというか「バンブルビー」にも似た厭味ったらしさが。 3.11の当時の「…

怪獣王

わーい祭りだ祭りだー。 「ゴジラ キング・オブ・ザ・モンスターズ」観てきもうした。 ぶっちゃけ脚本はアレだし人間ドラマは取ってつけたような感じです(とはいえ直接的に怪獣が絡んでくると結構いいんですけど)。 あとモンスターバースのサリー・ホーキ…

誰でもない・誰でもない者さん

本当は5月のまとめに放り込むつもりが思った以上に長くなったので単一でポスト。 というわけで「ミスター・ノーバディ」 観よう観ようと思ってから3年くらい経過してしまっていた。あと「神様メール」も観たかったんですけど、こっちは時間の都合上断念。 そ…

「ウィーアーリトルゾンビーズ」試写会に行ってきたよ。

下書きののまま保存しててポストするの忘れておまんした。今更投下。 フィルマークスの日本初号試写会にて。 監督もキャストも一切知らない状態で観ました。まあ今回が長編一作目ということらしいので私のような無知蒙昧な愚者が知らないのも仕方ないのです…

試写会行ってきましたよ、プロメアの

下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる。というわけで、詳細も読まずに片っ端から試写会に応募してたら3つも当選してしまいまして。ええ。 この間の「オーヴァーロード」に続いて、今回はトリガー制作の「プロメア」を観てまいりましたよ。そんなわけで「あと一回私は…

えいがづくりってたのしいね!(小並感)

久々にuplink渋谷に行ってまいりました。 まがりなりにも福祉を学んだ人間としても映画を観るのが好きな人間としても、じつに興味深い映画があったので、わざわざ渋谷にまで行ってきましたよ。ええ。 「ナイトクルージング」って映画でございます。 uplinkや…

やはりブラッド・バードは才能の塊である。

劇場で見逃していたのをふと思い出し、そのまま「観るか」と思い立って「インクレディブル・ファミリー」を観る。 「トゥモロー・ランド」でケチがついた(私はあれ結構好きなんですけど)ように思われるブラッド・バードですが、あんな作品を作るだけあって…

ロクレンジャイ!と公的制裁者たち/大詰め

「シャザム」を観た翌日に「エンドゲーム」という流れ。 「シャザム」 こういうサクッと観れてそれなりの満足感を得られる映画で良いのだとようやくDCは気づいたようです。 フレディくんどこかで観たことあると思ったら「It」で喘息持ちのエディくんを演じて…

April

「ヴェラクルス」 ベン×ジョー。 西部劇って今見返すと表現として危ういものが結構あると思うんですけど、これはまあそういうのを抜きにしてベンとジョーの関係性に耽溺できていい。オチも併せて尊い。 監督がロバート・アルドリッチということで私なんかは…

キャプテン・・・ではなくコーポラル・アメリカ(ドイツ血清性)(※ゾンビ)ウィンター・ソルジャー

JJ製作、『ガンズ&ゴールド』(未見)のジュリアス・エイヴァリー、『ハンガーゲーム』や『キャプテン・フィリップス』のビリー・レイと『レヴェナント:蘇りし者』のマーク・L・スミスが脚本の「オーヴァーロード」っちゅー映画を試写会で観てきました。 私…

ちぐはぐ

原恵一作品は基本的に原作ありきというわけで、今回も柏葉幸子の児童文学「地下室からのふしぎな旅」をベースにしているらしいのですが、例のごとく未読。 以下ストーリー 誕生日の前日−自分に自信がないアカネの目の前で地下室の扉が突然開いた。そこに現れ…

ドロン・カッター

本当は4月のまとめの方に入れようと思ったのですが、思ったより熱が入ったので単独でポスト。 「暗黒街のふたり」 えー傑作でしょう、これ。 描かれるものがあまりにも現代的テーマ性を帯びていて(少なくとも今の日本では)、ちょっと怖くなる。 本編中だけ…

異界を現出させる方法とテクノロジーへの反発

まったくノーマークの映画だったのですが、何かの拍子に予告編を目にしまして、その時点で「あーこれやばそう。観なきゃ」と思いuplink吉祥寺へ。 uplink系列は渋谷とか吉祥寺とか、オサレで人の多いところにあったり(渋谷の方はちょっと外れるけど)不必要…

異界を現出させる方法~地震雷火事寛治~

まったくノーマークの映画だったのですが、何かの拍子に予告編を目にしまして、その時点で「あーこれやばそう。観なきゃ」と思いuplink吉祥寺へ。 uplink系列は渋谷とか吉祥寺とか、オサレで人の多いところにあったり(渋谷の方はちょっと外れるけど)不必要…

邪悪な副大統領

アダム・マッケイの監督作で言えば「俺たちニュースキャスター」シリーズが有名なのでしょうが、私の場合は「アザーガイズ」と「マネーショート」くらいしか観たことがないのですけれど、彼の監督作だけを追っていけばその志向はわかる。簡単に言えば社会問…

徹底した共感の下で描かれるサイバトロン星人

期待しすぎた。期待しすぎていた。 いや、確かにトランスフォーマーというコンテンツに対する愛憎入り混じる感情が映画としての正当な評価(偉そうですが)を邪魔していることは否めないとはいえ。 あとトレーラーの音楽が良かった、というのもある。 いや、…

GXのテーマと5Dsのラスボスネタを思い出した。

それはともかく前作に比べて全然宣伝されてない気がする。 だからといってこの傑作には傷一つつけることはできないのですが。 しかしあまりにも宣伝されていないので気になって前作の興行収入を確認したら日本での興収はなんと2億円にも満たないレベルだった…

サン月

「地獄の黙示録」 作品そのものよりその撮影のエピソードが語られがちの名(迷)作を、ようやく前編通して観ることができますた。 影の使い方やトランジッションの独特さなど、編集と撮影が凄まじくかっこいい。昔ちらっと見たときは気づかなかったけれど。 …

もぅマヂ無理・・・

「尊い」というのはこういうことなのでしょうね。 寄る辺ない、両親すら頼れない、いじめられている少年と吸血鬼の少女(少年?)の 邦題からてっきりベンジャミンバトン系かと思っていたのですけれど、まさかの怪奇映画。いや、怪奇というよりも幻想小説のよ…

グロテスクな現実を飾るユーモア

ここ数年、ブラックパワーや黒人差別の歴史を再考させる映画が作られてきている。 ここで扱ったものだけでもキャスリン・ビグローの「デトロイト」ジョーダン・ピールの「ゲット・アウト」ラウル・ペックの「私はあなたのニグロではない」などがあるわけです…

アメリカ=クリーという図式

IMAX3Dで観るとブリー・ラーソンの顔面ドアップが色々な意味で迫力があって「俳優業の人も大変だなぁ」とどうでもいいことを思ったり。4Kって本当にタレント(この呼び方嫌いなんですが)殺しな気が。 開幕10割、とは言いませぬが冒頭でピークを持ってこら…

君が成れる!君がヒーロー!

スタン・リーだけじゃなくてディッコにも向けているのがなんか嬉しかった。 近所の映画館ではIMAX3Dと4DXしかやってなかったのでIMXAで観たんですけど、やっぱり全然違いますわ。見慣れたはずの「バンブルビー」の予告編でめちゃくちゃ興奮しましたもの。 で…

とんだ埼玉

寝ちゃった。久々に映画観てて寝落ちしてしまった。 まあ友人と一緒に観にいってたので寝てた間のパートは教えてもらえたのですが。 ていうかまあ友人に誘われなきゃ「翔んで埼玉」は確実に観に行かなかったでしょうが。 まあ「テルマエ・ロマエ」とかの監督…

ゾンビ×おくりびと×500日のサマー÷短編的空気感

といった感じ。 これ今までのゾンビ映画で一番好きかもしれない。コメディ路線だけれど「ショーン~」よりも全然好きかな。てっきり「ゾンビーバー」みたいな出オチだったりネタ路線一直線かと思ったんですけど(この直前にZMフォース観てたのものあったから…

私たちの見たくないノイズを放つ

前回「女王陛下のお気に入り」を観に行った時に予告編がかかって「これ絶対観に行かなきゃ」と思ってたんですよ。余剰的にとはいえ自分が学んでいた分野を題材にしたものだったから、というのもあるんですが単純に傑作のにおいがしたから。 傑作でしたよ。ど…

2時間使ってプロローグ

「アリータ」観てきましたよ。原作は一巻分くらいしか読んでないので何とも言えませんが、大体は原作に沿った感じでしょうか。 にしても、なんつーか長大なプロローグでしたね。続編やるとしたら彼は実は生存していてノヴァに改造されて敵として出てくるパタ…