dadalizerの映画雑文

観た映画の感想を書くためのツール。あくまで自分の情動をアウトプットするためのものであるため、読み手への配慮はなし。

洋画

2021 4

「ハンターキラー 潜航せよ」 なんだか普通に面白いぞこれ…。 有能、有情、忠誠。臭くなく、それでいて王道な展開を堂々と撮ってみせるこの映画の真っ直ぐさは称揚して然るべきであろう。 それを下支えするのは細かい描写(潜航する際のクルーの斜め立ちなど)…

「アメリカン・ユートピア」の試写会

私は基本的にジャンル問わず応募できて都合がつく日程の場合は応募するのですが、当選してから「これ何の映画だっけ?」となることがままある。 なので、割と予備知識が必要そうなものにバッティングしてしまい困ることもあったようななかったような気もする…

2021 3

「黒部の太陽」 三船の役柄って三船自身の人となりみたいなめのが多分に反映されているのではなかろうか。 「心の旅」 ハリソンてこういうの出てたんだ、という印象。後半の展開を見るにもっとドロドロしたものにもできそうなものを、かなりハートフルに仕上…

2021 2

「パプリカ」 ひさびさに見返したら凄まじい傑作であることに加えてアレゴリーだらけであることを理解しますた。 夢とフィクション(映画)、その作り手あるいは担い手としての責、それらの相剋 理事長とか完全にチャールズ・エグゼビア(が潜在的に持つつダー…

2021/1

「アーヤと魔女」 特段目を見張るものがあるというわけではないのと、後半の駆け足っぷりがすごく気になる程度なのですが、個人的には「母親」ひいては母性の扱いについて色々と思うところがあって、まあこれに関しては私自身がまだ思索をめぐらせるには知識…

12/2020

「砂漠の鬼将軍」 ロンメルマジヒーロー 「天国は待ってくれる」 口説けるかどうは虫の数で決まる。金言ですな。 しかしまさかボッシュートを映画で観るとは。 「こんな夜更けにバナナかよ」 今更になって三浦春馬の死を実感してしまった。この人真面目な役…

ワンダーウーマン1984

すごい久しぶりにシネコン行ってきました。というか新作自体まともに観るのは半年ぶり以上な気がする。正確には短編やらオンライン試写会やらで片手で数えられる程度には観ているのですが。まあそれは生活スタイルが大きく変わったから、というのがあるので…

11/2020

「スターリンの葬送狂騒曲」 いやー面白かったです。原作のグラフィックノベルは冒頭だけチラッと読んだ覚えがあるのですが、それだけだとここまで笑えるような内容だとはわからなかった。 私は自他ともに認める勉強できない劣等生なので当然ながら歴史も赤…

2020/10

「オールドボーイ(2003)」 あの長回しは決して洗練されているとは言い難いのですが、それこそがオ・デスの復帰戦である。横スクロールを思わせる真横からのあの観方は、なんだかゲーム的である。というのは、この映画の話そのものが彼とイ・ウジンのゲーム…

2020/9

「オペラ座の怪人」 うわー今思えばシュマッカー監督の映画を観るのは初めてでしたよ。「バットマン」すらも観ていない。 んが、なんというかこの「オペラ~」だけをとってみると、そのフリークへの眼差し(とセットの感じとか)がバートンのそれと非常に似…

テネット記事消失につき萎える

一週間ほど前、「TENET」を観に行って、感想記事を書いていたのですが、モニターが唐突にご臨終し、保存かけておらず、記事もおしゃかになってしまい・・・もう面倒になったのでテキトーに。 ・科学考証はアントマンと同程度だと思います。はい。 別にバカに…

2020/8

「ローグアサシン」 暗殺者といえばまだNINJAだったころですか。なんかこう、いろいろと惜しい感じというか。これをむりやり「ジョン・ウィック」世界にぶちこんでリーチあたりに監督させたらもっと面白くなりそうな気がしなくもないのですが。 そこまでひど…

サメのポリティカリー・コレクトネス

久々に映画館で映画を観る。本当に久しぶりに。 とはいえいきなり重い映画を観る気もせず、リハビリがてら軽めのサメ映画を観てきました。「海底47m」の続編である「海底47m 古代マヤの死の迷宮」を。 公開から少し経ってますけど、前作は結構な良作だったの…

2020 7月

「クォ・ヴァディス」 この時期の叙事詩映画ってどれもこれも似たようなものに見えてしまうんですけど。 いや、かなり豪華なんで話自体はぶっちゃけ退屈でもともかく金をかけているので釘付けにはなるんですよね。これに関してはスタントにしもて危ないシー…

ミラクル・ライブラリー

オンライン試写会で「パブリック 図書館の奇跡」を観る。 まあ低スペックのPCで2時間もない映画を3時間以上かけてカクカクの動画で観てしまったというこちらの瑕疵を考慮したとしても、これって全然いい話で終わってないのにそんないい感じで終わっていいの…

6月2020

「タクシー運転手 〜約束は海を越えて〜」 何で日本の配給会社ってこういうだっさい副題つけるんですかね。 それはそうとアメリカの警官が黒人を殺した問題でデモ(というかもはや暴徒ですが)が起こっているときにこの映画を流すNHKの采配のシンクロニシティ…

太陽系を癒そうとする男=ホドロフスキーの最高マジック!

久々に映画館に行ってきました。最後に劇場で観たのが「ハーレ・クイーン」で3月末だったことを考えると、ほとんど三カ月ぶりですか。そりゃミニシアターは支援がなきゃやってられませんですよ。 本当は近所のシネコンに行ってリハビリに(?)軽めの映画で…

2020⑤月

「REBOOTED」 12分ほどの短編映画。過去のものとされるストップモーションアニメのキャラクターの悲哀と再起を描いた涙腺もの。主人公の髑髏は「タイタンの戦い」というより「アルゴ探検隊の大冒険」かしら。 手書きのアニメーションやアニマトロニクス(ジ…

2020 4月

「ローズの秘密の頁」 雰囲気は小説っぽいのに内容は少女漫画的なのが妙に笑いを誘う。 役者はみんな良かったです。女性の抑圧とアサイラムの組み合わせに「チェンジリング」を想起したり、どこも変わらないのだなぁと。 「勝利への脱出」 スタローン若い!…

2020no3月

「セイント」 すんません、ロン毛のヴァル・キルマーを直視できず・・・ずっと笑いをこらえて(こらえられてないんですけど)いて話に集中できませんでした。 シリアスな感じで作っているのもあって、そのギャップがまた面白くて。 ただあそこでヴァル・キル…

継承体感

「ヘレディタリー/継承」4DX再上映を。 4DXは確か「パシフィック・リム」と「GotG.vol2」で体験済みだったけれども、ホラー映画では初めて。結構椅子の動きが結構違っていて、これはこれでかなり相性がいいんじゃないかという気がする。 屋根裏の遺体の臭い…

ハーレイに乗り回されよ

「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PRAY」を観る。 観た人の感想でテンポが速い、というのを結構目にしたんですけど・・・うーん? 確かにカット割りの連続とかシーンの切り替えの連続で画面自体はめまぐるしく動くのだけれど、その見せ方自体は「…

2連続

「ミッドサマー」と「黒い司法」を連ちゃんで観賞。おかげで感情が疲弊しますた。 アリ・アスター監督の噂自体は「ヘレディタリー」の時点で耳にしていたのですが、結局未だにそちらは観れておらず、「ミッドサマー」が初アスター作品だったわけですが・・・…

2020の2月

「オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主」 死者を見ること、それを受け入れることの断絶。 イェルチンがこの役、というのが今観ると泣けてくるというか、慰めになるというか。 「エアポート75」 あんまり派手な絵は無いのにしっかりどっしりしている。 「ナ…

犬(人)>人

これ主演ハリソン・フォードじゃなくてバックでしたね。いや本当に。 後半はダブル主人公な立ち位置ですけど、中盤までほとんど出番ないですしハリソン。 にしても、原作全く知らなかったのですが、リアル路線かとばかり思っていたので(モーションキャプチ…

パラサイトと1917観てきた

うーん・・・ちょっと前までは3本連続で観てもここまで疲れなかったんですけど、今日は2本連続で観ただけでかなり疲れてしまった。まあインターバルなしなのとカロリーの高い映画を観たから、というのもあるのでしょうが。 パンフレット買うのも忘れちゃうし…

Awsome ! Shiaaaaaaaa! LaBoeuuuuuuuuuf!

「ザ・ピーナツバター・ファルコン」観てきました。 いやー困った。いや、ここまで作り手が気持ちいいだけで観客としては反応に困る映画だとは思わなんだ。と、観た直後は思ったんですけど、思ったよりもいい映画なんじゃないかと、反芻しているうちに思い直…

1月に観た映画とその中で印象に残った映画

今までは備忘録としてまとめて書いていたのだけれど、あとで振り返るときのために今年からはどれが印象に残ったのかも書き記しておくことにしますた。 てなわけで先に書いておく。 順位とかは特にない。 ・カジュアリティーズ ・ザ・クリーナー 消された殺人…

久々に2本連続で観てきました。

久々に時間と金ができたので。 「フォードVSフェラーリ」と「リチャード・ジュエル」の2本を。 「フォードVSフェラーリ」はですね、冒頭の真っ暗な、ややもやがかかったコースを車のライトが照らしながら走行するあのシーンからのマット・デイモンの顔アップ…

ハスラーズの試写会行ってきましたよ

「ハスラーズ」の一般向け初号試写会に行ってきました。いくつか試写会に応募していたんですが、一番観たかったのが当たったのは僥倖なり。 しかし朝日ホール使うだけあってかなり人数多かったです。「見えない目撃者」もかなりのもんでしたが。 今回、人も…